クリスマスはイタリア語で「Natale」ナターレといい、メリークリスマスは「Buon Natale」(ブウォン ナターレ)といいます。意味は、「Buon」が良いで「Natale」がクリスマス(または誕生)なので、「良いクリスマス」となります。 イタリア人は良く、この「Buon」を使って「Buon lavoro」良い仕事、「Buon pranzo」良い昼食、「Buona giornata」良い一日、などと表現し挨拶などに使います。(「Buona giornata」は「giornata」が女性形なので、「Buona」となり女性形になります。) 「Natale」はもともと、「Nato」生まれた という言葉に由来しています。 つまりイタリア語の「Natale」という言葉は「Gesu Cristo」ジェズ・クリスト(イエス・キリスト)が生まれたことを指しているのです。 イタリアでのクリスマスと言えば、クリスマスツリーとその根元に積まれたプレゼントの山と家族でする長い夕食が定番ですが、もうひとつキリスト教の国イタリアならではのものがあります。 それは「presepio」といって、「Gesu Cristo」の生誕の様子を表している模型で、「Gesu」ジェズ(イエス)はもちろん、母親の「Maria」マリア、父親の「Giuseppe」ジョゼッペの他に三人の賢者や、ヤギとロバの人形もあります。 「presepio」の素材は木や陶器など色々あり、大きさも大小様々ですが、イタリアの家庭には必ず1セットはあり、「Gesu」が生まれた時には彗星が流れたと言い伝えられているので、「Gesu」の生まれたと言われる馬小屋の屋根には必ず星が飾られます。 12月に入ると「presepio」を飾り始め、1月6日まで家族が集まる居間などに置かれます。 初めはまだ「Gesu」の姿は「presepio」の中には見られません。「Maria」と「Giuseppe」の間には、赤ん坊用の籠だけが置かれます。 12月25日になって初めて「Gesu」がその籠の中におかれ「Natale」(キリストの生誕)を祝うのです。 「I Re Magi」3人の賢者が救世主が生まれたことを聞きつけ、「Gesu」に会いに1月6日に馬小屋を訪れたといわれています。その言い伝えから、1月6日は「Epifania」エピファニアの日とし(現在は「Befana」ベルファーナの日と言われるようになったようですが)、「I Re Magi」の人形はそれまでは山など場所におかれたりし、1月6日になってようやく、「Gesu」の傍におかれるのです。 このように、イタリア人は「presepio」と共に、クリスマスとクリスマス休暇を過し、「I Re Magi」が「Gesu」を訪れたといわれる、1月6日をもって、クリスマスシーズンの幕を閉じるのです。
(「Pietro」ピエトロさんの作品) 定年退職を気に何か新しいことに挑戦したいと考え、川原の石でイタリア人にとって、身近でありシンボル的な「presepio」を作ってみようと思いたちました。 初めは石の形をそのまま生かしていましたが、石を砕いてから形を作ることを初め、木の実や電飾をつけることで、「presepio」に表情を出すことができました。 今では、「Serravalle」セラバッレの「presepio」コンテストで優勝したほどの腕前です。 Pietroさんのお名前は「San Pietro」サン ピエトロから名づけられたそうですが、意味は「石」だそうです。
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